12月 4, 2024

包む物の形や大きさに合わせて自在に

風呂敷は、多彩な包み方が出来る万能アイテムです。
風呂敷と聞くと和服を着ているときにしか使えないのではないか、
格式張った場合にしか使わないのではないかと思いがちですがそうではありません。

日常生活の中で物の持ち運びに使える便利なアイテムで、
何より助かるのは使い終えた後にコンパクトに畳めて
邪魔にならないところです。

日常で使うフロシキ

風呂敷が最もよく見られるシーンはお歳暮やお中元などを
包んで持って行くときかもしれません。

その際によく用いられる包み方が、お使い包みです。
これは四角い物を包むのに適していて、贈り物など包む物を
真ん中に置いて風呂敷の手前と奥を重ね、残る二隅を結んで
持ち手のように包むシンプルな方法です。

四角い物を包むには、他に平包みや隠し包みなどがありますが
持ち手を簡単に作ることが出来て運びやすいので、お使い包みのほうが
利便性は高いといえます。

贈り物などにお酒など飲み物を届けることもありますが
その際には瓶包みを使い、果物など丸い物を包む際は
スイカ包みを使えば効率よく包めて持ち運び易くなります。

中に物を入れられる容量が予め定められていて
調節が出来ない鞄やバッグとは異なり、包む物に合わせて
自在に形を変えられるのが風呂敷の良いところです。

現代の生活にも多様に使えるアイテム

近年、風呂敷はそのデザインの多様性が増していることもあって、
年配の方のみならず若者もカジュアルにファッションの中に
取り入れている場合があります。

たとえば、直接物を包まずにバッグのように変形させて
使うことによって、洋服にも馴染んで買い物や外出にも役立ちます。

風呂敷の四隅をひとつ結びにし、その隣り同士をま結びにすれば
買い物に便利なトートバッグのように使えるでしょう。

買い物で使えるフロシキ

大きな風呂敷で小さな物を運ぶ際には、お使い包みの要領で
持ち手を作る際に長くした片方をねじって調整する持ち手結びが便利です。

また、風呂敷で包んだ状態のまま贈り物としてプレゼントする際には、
リボン結びやコサージュ包み、バラ包みや花びら包みなど
見た目も豪華で可愛らしい方法がたくさんあります。

それ以外にも、巾着包みにしたり、ティッシュカバーや
ブックカバーにしたり、エプロンとして使うなど
多様な活用方法が考えられます。

京都ふろしきドットコムでは、こうした活用方法だけではなく
風呂敷の素材やデザインなどさまざまな事柄が豊富に紹介されています。

参照すれば、日本古来の伝統から現代の生活を便利にするヒントが得られるかもしれません。