お土産としてワインや日本酒などを持参するとき、
趣ある包み方に風呂敷を使ったびん包みを行う方法があります。
1本だけでなく2本でも一つの風呂敷で包むことが可能で、
いろんな使い方ができる魅力があります。
包み方を覚えるうえで大切になるのが真結びで、
簡単にできるのに勝手に外れにくく、外そうとしたときは
すぐに結び目をほどくことができる優れた結び方です。
びん包みでも使うため、何度か練習して
できるようになっておくとよいでしょう。
びん包みは体の正面に風呂敷の端の角が来るように広げたら、
中央にびんを立てて、手前と奥の角を持ち上げて
びんの頭の上で真結びにします。
残ってる左右の端の角を持ち上げたら、びんの横に沿わせながら
後ろに回し交差させ、手前に持って来たら正面でも真結びを作ります。
これでびんのシルエットが割とわかる状態になっていれば
たるみがなくきれいに仕上がっている証拠です。
最後に、はじめびんの頭の上で結んだ真結びを1段階だけ外して、
ねじりながら細いひも状に作り輪になるようにしながら
真結びを作り持ち手部分にします。
びん2本の場合は、びんを並べるとき縦ではなく横に寝かせて、
底の部分同士が向き合うようにします。
底の間はこぶし一つ分ぐらい開けて置きましょう。
手前の肺の角を奥にもっていき三角に見えるようにしたら、
その先端に向かってくるくると巻いて行って、その先端を
はさみこむように、びんを両端から起こして立てます。
びんの底同士が近すぎるときれいに立ち上がらないので
やり直しが必要です。びんを立てたら頭のところので
真結びを作り、風呂敷包みの完成です。