正絹のふろしきというものを見たことがないという人も少なくありませんが、実はフォーマルなシーンでは積極的に使われているアイテムとなっています。
婚礼時の結納を包むときやお中元・お歳暮などを自ら持参するときをはじめとした、改まったときに使用されるアイテムです。もちろんそれ以外にも、昔ながらの家では結婚式の引き出物を包むアイテムとして提供していることも少なくありませんが。
紫などの濃い単色を使った物ばかりが証券の風呂敷ではなく、おめでたい席にふさわしい柄物なども少なくありません。ただ、無地の物を1枚用意しておくと冠婚葬祭全てで使用できるため、利便性が高いです。
フォーマルな贈答品を持参するときをはじめ、仏事で袱紗代わりに香典を包むなどの時にも役立ちます。冠婚葬祭問わずに使用するのであれば絹製であってもできるだけ紫のほうが安全といわれていますので、選ぶときの参考にしてください。
複数枚のふろしきを持っていても全く邪魔にならないため、普段使いのアイテムだけではなく慶弔用で
1枚以上持っていると便利です。自分たちだけではなく子供の世代にも昔ながらの心を込めた思いやりや、改まった席でふさわしい物を教えることができます。
コレクションにしてもかさばらない
絹でできたふろしきは昔ながらの高級品と知られていますが、絹でできた物だけではなく、多様性のあるふろしきが増えてきました。フォーマルなシーンだけではなく、デイリーの買い物のマイバッグ代わりに使えるようなものなど多岐にわたって存在しているため、慶弔用と日常用と数枚持っていると便利です。天変地異などの時の災害対策に数枚持っていると、何かの時に非常に役立ちます。
高級品といわれている物の中にはサステナブルな素材を利用したものもありますが、昔ながらの製法で作られている物も多いです。
例えばふろしきの中でも紬など伝統的な製法を用いて作られたものの場合には、非常に高価な物といえます。伝統工芸品の製法を用いて作られていることは少なくないため、コレクションにしている人も多いです。
伝統的な染め物にしているなど多様なアイテムがあるため、定期的にお土産で買っている人も増えてきました。ちょっとした時に役立つアイテムと知られているふろしきだからこそ、コレクションにして損はないといいます。高級な着物を集めるのは経済的やスペースの面で難しい人でも、風呂敷なら集めておけると注目を集めるコレクションです。