風呂敷で箱型のものを包むとき、最もポピュラーな包み方は
お弁当箱を包むときのような形である「おつかい包み」です。
それをアレンジした「かくし包み」は、箱の上にある
結び目を隠した包み方。
包む物の中身が重くて、結びめを作らない「平包み」では
包みにくい場合や、持ち運びが難しい場合でも安全に包めます。
そのうえ、平包みのような上品さを加えることができるため、
使い勝手のよい包み方です。
風呂敷を使って、かくし包みで箱を包むには、まず、
ひとつの角が手前に来るように風呂敷を斜めに広げます。
そして、その中央に箱を置きます。
一番手前の角を持ち、箱の上にかぶせるようにして包み始めます。
次に反対側の角を手前に向かってかぶせます。
この部分は後で引き出し、結び目を隠すようになります。
上下が包み終えたら、次に左右の角を結んでいきます。
右手側にある角を左方向にかぶせ、左手側にある角を
下から上に持ち上げその下をくぐらせます。
上下にキュッとひいてしっかり締めます。
この状態では、上下に角がありますが、今度はこれが
綺麗に横になるように結び目を作ります。
下にある角を右方向に曲げ、上の角を真っ直ぐ下に下ろします。
そして下方向の角の下にくぐらせそれぞれの角を
左右に引っ張ります。
最後に、風呂敷の結び目の下にある上がわの角を
引き出して、上にかぶせます。
端を下に巻き込むようにすれば完成です。
箱型の物をしっかりと包め、安心して持ち運びできるでしょう。